地下ケーブル   

CableCURE® プロセスと技術

偉大なアイデアは簡単、けれども優雅です。CableCURE プロセスも同様に簡単でありながら科学的な優雅さも備えています。このプロセスの単純さは費用効率の高さにつながります。このホームページでは CableCURE プロセスに関する詳細を説明しますが、まず地下電力ケーブルに CableCURE 技術を使用する理由を見てみましょう。地下に埋設されたプラスチック系絶縁体ケーブルの破損の主要原因となっているのは水トリーです。下図はケーブル内に発生した水ツリーを示しています。

水トリーの形成

A. ケーブルを顕微鏡でのぞくと見える紫色の斑点が水トリーで、これは絶縁部の厚みの方向に広がっています。水トリーはポリエチレンのような高分子体ににおける微小空隙の拡散構造 (一般に、スイスチーズの穴と同様で、連結されていない) です。ケーブルが使用耐用年数に近づくと、この水トリーから絶縁体内に電気トリーが成長し始めます。電気トリーが成長し始めると、そのケーブルは破損してしまいます。

B. 挿入図は電気トリーの拡大図です。

C. 水トリーの拡散した樹木のような構造とは異なり電気トリーにははっきりとした進路が存在するため、両トリーは容易に区別できます。

CableCURE プロセス

ステップ 1:診断. CableCURE 液体をケーブルに注入する前に一連の診断テストを実施し、導体や接地線の状態とケーブルが注入に必要な流量と注入圧に耐久できるかを検査します。
ステップ 2:注入ケーブルの注入適合性を検査した後に、図に示すような特別なケーブル注入アダプタを使ってCableCURE 液体をケーブル内に注入します。
ステップ 3:貫流(フロースルー)導体のサイズと長さによりますが、液体は 30分 ~ 30 時間でケーブル全体に流れ込みます。液体が流れ込んでいる間もケーブルに電流を流すことができるので、お客様へのサービスが中断(停電)される時間はほんの僅かです。
印加電圧が 20 kV の場合、特別な貫流型および耐圧修復ジョイントを利用します。貫流型コネクタで構成されているこのジョイントは、当社の独自な密閉技術により、ジョイント本体に液体または液圧を触れさせずに、液体がジョイント内を流れることができます。
ステップ 4: 真空ケーブルの末端に取り付けられた注入アダプタからケーブルを真空で吸引して液体の流れを促進させ、充填が確実にそして完全に行われるように実施します。液体がケーブルの末端に到達したら、押し出された液体を使って導体の水分をテストします。このテスト結果が良好であれば注入は完了です。
ステップ 5: 重合化CableCURE 液体は電力ケーブルの捻り導体から絶縁部へと急速に拡散し、絶縁部の微小空隙内の水と重合(高分子化)し誘電体液体になり空隙を充填します。この誘電体液体の分子は水分子よりはるかに大きいので、空隙で固定され、それ以後の水トリーの成長を防ぎます。
導体のサイズが 95 mm²またはそれ 以上のケーブルについては浸漬(液体に漬けておく)時間は不要ですが、これより導体サイズの小さなケーブルには注入タンクを 2 ~ 3 か月間所定の位置に放置し、絶縁部が必要量の液体を吸収できるようにします。ここではフィードタンクが通常は末端に結合されている注入可能なケーブルラグに接続されています。

 

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